Seasar Conference 2007 Spring に行ってきました

http://event.seasarfoundation.org/sc2007spring/images/SeasarCon2007Spring_Half.png 今回は出展もお手伝いもせず、一参加者としての参加でした。

メモ

Seasar2.5

遅刻し、チーフコミッタのひがさんのセッションは終了15分前に入ったのですが、しっかり Seasar2.5 の話は聞けました ^^)/

Seasar2.5 のコンセプトは「ブルー・オーシャン戦略」(競争のない世界を創造する)だそうです。

今までのように、JavaEE 準拠などのような、本当に開発者(Seasar2を使う開発者とSeasar2を開発する開発者両方に)に役立つのか解らない(どちらかというと無用な長物のような)標準というレッド・オーシャンの上でプレイするのは止め。

本当に開発者に役立つものを、開発者(Seasar2を使う開発者とSeasar2を開発する開発者両方に)で検討しながら独自路線を進めて行くそうです。


現在、ひがさん(?)の考えは

  • Seasar2.5 では2.4から、不要と思われる機能を削除する(むやみな拡張はしない)
  • S2コミニュティーで作られた良いプロダクトを中心にすえる
  • 従来言われて来た、getter/setterやInterfaceの必要性を見直す

など・・・仕様の検討は Seasar Specification Request として ML等のオープンな場所で検討を来週くらいから(?)始めるそうです。

The Ashikunep Kotan 計画の全貌
  • Javaメタプログラミングを行う機能を核に、簡単にプロジェクト専用のFrameworkを作れるようにしようという 野心的 なプロジェクト
    • LispRubyのような動的ではない言語でメタプログラミングを行おうというのは凄い!! (そこまでJavaに拘るの必要があるのかな ??)
    • メタプログラミングを行う為の機構は、EclipseのAST(Abstract Syntax Tree)へのプラグインという形で組み込む
    • これにより、制限される部分はあるが、Java言語の進化等の影響を減らせる
    • また、Eclipseはプロジェクト全体の情報を持っているので、1つのソースを超えた情報等も扱う事ができる
  • キーワードは 「漢」だそうです ^^);
  • 開発は(株)グルージェントのリソースを使い、従来のOSSとは少し違うやり方で行う

感想

  • 今回も盛況でした。やはりJavaの開発者も増え、Seasarに興味を持つ/使ってみようと思う/使った人が増えているのだと思った。
  • JavaEEの呪縛が解け、新しい方向に向かい出したのは 素晴らしい ことだと思う。 「Java から Ruby」だけではなく 「JavaEEから私たちのJava」 という流れもあるのかも

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