Ruby on Rails を導入して成功するには・補足
「Ruby on Rails を導入して成功するには」に、はてなブックマックでコメントを頂きました、ありがとうございます! そこで、また少し書いてみます。
「文化」に加えてほしいこと→「プログラマを信頼している」
そうですね !!
・・・なぜ「プログラマを信頼している」 という言葉が無かったのかと考えると、私の職歴は CADのベンチャー企業でのプログラマーが長く、独立後もお付き合いしてるのが自社でサービスを立ち上げているような会社が多く プログラマを信頼しないでソフトウェアを作っている環境にふれた事がないからだと思います。(幸せな事かもしれません)
Ruby on Rails を使うにはなぜ「プログラマを信頼する」が必要なのでしょうか?
一つの理由としては、Ruby の持つオープンクラスという特徴があると思います。Javaでは通常 他人の作ったのクラス(そのクラスのソースコードを変更せず)に機能を追加したり、変更する場合は継承や委譲を行う必要があります。ようするに新たなクラスを作り、それに置き換える必要があります。
かたや、Ruby はオープンクラスなので他人の作ったクラス、それが組み込みクラスであっても機能の追加・変更が行えます。この性質を使ったのが、強力で生産性を飛躍的に上げられる Ruby on Rails のプラグインです。
オープンクラスは、基本的なクラスの機能やRuby on Rails の機能自体も簡単に変更できます。これは、強力な武器ですが間違って使えばプロジェクトに多大な悪影響をおよぼします。
このような環境では、「プログラマを信頼しない」という文化をもっていてはとても開発ができません。
また、このような環境では適切なコミニュケーションが開発の成功のキーになると思います。その為にもプログラマー同士、プロジェクトに参加する人たちが、お互いを信頼していなければならないと思います。
rubyやりたいけど、うちにはその文化が明らかにありません
出来るところから、がんばってください!
たしかに、会社内に新たな文化を作るのは簡単ではないです。 しかし、自分自身に新たな文化を植え付けて行くのはそれほど難しくはないと思います。
- Ruby を勉強し、それを blog に書き、ときどき同僚に宣伝(?)する
- 社内で話しのあう人を集め、勉強会をやってみる
- Ruby/Railsのコミニュティーに参加し、同じ様な人に知り合い意見を交換する
- 趣味的に独自のサービスを立ち上げてみる
- .....
などなど、まずは自分が変わって行くことが最初のステップかと思います。 (偉そうな事かいてしまいました・・・・・ ^^)