EY-Officeの教育ビジネスについて考えてみた

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ある会社向けに教育の提案書を書きながら考えた現状の教育ビジネスやこれからことを書いておきます。




EY-Officeの教育ビジネスの現状

ここ数年、教育ビジネスをメインにしようと自分なりに活動して来ましたが、未だに教育ビジネスの収入は売り上げの10%ていどでしようか・・・・ 原因を考えると


まず、多くのIT企業は教育にお金をつかっていないという事がわかりました。一部には教育にたいへん熱心な会社もありますが、ほとんどの会社は教育と言えば新人教育をやっていれば良い方です。
開発者に対して教育という投資を行い、新しい技術を導入したり、優秀な人材を育てる事で、利益を上げるという方程式は一般的なIT企業では成り立っていないようです。


しかし、教育への需要は 0 ではないですし、この不況の中では今までのようにともかく人さえ派遣すれば儲かるというビジネスが成り立たなくなってきていると思います(思いたいです)。
EY-Office教育ビジネスが伸びないのは、はっきり言って営業力不足だと思います。
私自身、営業は出来ませんし、ホームページや資料を見ても、綺麗事が並んでいるだけで教育を行いたいと思わせる力がないと思います。それでは開発を止めて、営業に力を入れたら良いのでしょうか? ・・・・・ 営業しなければ、、、と時々思いながらも実行できない自分がいます。


もう一つ、教育ビジネスの問題点としては、成果が具体的に提示できないという点です。
資格取得向けの教育もたくさんあり資格取得自体は明確な成果が示せます。 ただし、ソフトウェア開発者にとって資格はプラスにはなるかもしれませんが、必ずしも技術者のスキルには直結しません、その事に気が付いている経営層の方も多いと思います。
教育というインプットを与えても、それが受講者のスキルアップつながるかは、受講者自身のファクター(やる気や学習能力?)の方が大きいと思います。優秀なエンジニアは教育を受けなくても独習や自分の経験からどんどん学んでいきます。

EY-Officeの教育ビジネスの今後

今回はいろいろな事を深く考えてみました、そこで気づいた事は、この状態は悪くはないのではないかと。

現在、教育以外には開発や記事を書いたりいていますが、Ruby on Rails の教育では進歩の早いRailsに付いて行くには、やはり開発をしていないと難しいと思います。他の教育でも開発も行っている事は教育専業の講師にはない強みです。

さらに、開発を行う事でお金を稼いでいるので、お金儲けの為に 変な教育 を行わなくてもかまいません。
そもそも、教育企業や大企業の教育部門のように営業や講師を雇ったり、講習用の施設を持ったりするランニングコストは掛かりません。テキストさえも独自ソフトでPDFを作り、教育のたびにキンコーズで印刷してます。したがって教育の費用も通常の企業の費用より安くてもかまわないわけです。


教育の成果を具体的に提示できない件ですが、これも認めましょう。

そう考えると、本当に良い教育を探している人に適切な価格というか安い価格で、開発者らしい特徴のある教育を提供してはどうだろうか? という結論に達しました。


具体的なものは、ただいま準備中なのでもうしばらくお待ち下さい。