higeponさんのつぶやきとYAPC::Asia 2009
higeponさんが昨日 Lisp 界には miyagawa さんのような人が必要。とつぶやいていました。このつぶやきをずっと心の底に置きながら YAPC::Asia 2009 で miyagawa さんのセッションを聞いてました。
写真は http://conferences.yapcasia.org/ya2009/user/1695 より
Perlプログラマーでなくてもご存知のように、miyagawa さんは 世界的に有名な Perl ハッカーでたくさんのプロダクト、モジュールを書いていますが、それだけではなく Shibuya.pm のような Perl コミニュティーを立ち上げたり、YAPCが日本で開かれるようになったのも miyagawa さんのじんりょくの成果です。また、たくさんの Perl ハッカーに希望やチャンスを与えてきました。
今回のセッションのメインは Remedie: Building a desktop app using Perl, SQLite and jQueryだったのではないでしょうか。圧倒的な技術的な内容の濃さをもつセッションを聞きながら気が付いた事がありました。 miyagawa さんは、この Remedie や Plagger のようにその時代に目に見えて素晴らしい(coolな)ものを作っていて、しかもそれを構成する技術が 超一流 (cool) だという事です。
日本のLisp界にも凄い人がたくさんいますが、 Lisp好きではないエンジニアにも「あぁ あれ凄いね」 と言われるようなプロダクト、サービスはないと思います。
処理系やベーシックな部分では色々な物が作られていますが、これからの Lisper はアプリを書かくべきではないでしょうか。 外からLispの凄さが見えてくるようなプロダクト、サービスなどのアプリケーションを作らないといけないのでないといけないなと思います。
もちろん、miyagawa さんのような能力 * センスをもった人は、そうはいません。 それでも私たち Lisper は自分の出来る範囲でアプリケーションを作り、その中に小さくても光るものを作りこみ。そして、それらがたくさん出てくれば、日本のLisp界も変わってくるのではないかと思います。