昨年のEY-Officeと今年のEY-Office (前編)

あけましておめでとうございます、 本年もよろしくお願いします。
年末からお正月にかけ、今年のEY-Officeというか私の仕事に付いて考えてみました。


昨年のEY-Office

一昨年は仕事が少なくEY-Office としては大変な状態でしたが、昨年はたくさんの仕事が頂け充実した1年を過ごせました。
おかげさまで、収入も増え 最後のRubykaigiの企業スポンサー にもなれたし、新しいMacbookも購入できました。
仕事が忙しくブログをあまり書けないくらいでした。

ScaleOut のお仕事

以前お手伝いさせて頂いた、ネット広告配信のベンチャー企業 ScaleOut さんから春に声をかけて頂き、長期的にお仕事をさせて頂くことになりました。ScaleOutは非常に技術力の高い会社で、私のような人でも役に立つのかとやや不安ではありましたが、長期的な契約を頂けた事はEY-Office に取っては大変ありがたい事でした。
近年は一人で開発をすることが多かったので、優秀な開発者の方々と一緒に開発するのは非常に刺激になりましたし、勉強になる事が多々ありました。私の経験やスキルも少しはお役に立てたかなと思っています。


また、週の半分は門前仲町のオフィスに通勤するようになり、片道約1時間の通勤時間うち40分近くの電車に乗っている時間が読書時間として確保されました。読んでる本はIT関連の技術書が多いですが、たまにそれ以外の本も読みました。ブログにも書いた イスラム・アラブや、歴史関連の本は視野を広げる事に役立っています。通勤も悪くはないかなと思いました。

ScaleOutさん自身もベンチャー企業らしく、いろいろと変化しつつあり本年の発展も楽しみです。

Kotobankリリース

一昨年から、開発していた kotobank for iPhone がリリースされました。私はアプリ内課金のサーバー側の担当でしたが、素晴らしいiPhoneアプリを作ろうという高い志を持ったプロジェクトに関われた事はとても良い経験でした。

萌えトーク、リリース

声優タレントさんとSkypeでお話が出来るという今風なサービス 萌えトーク を、 Ruby on Rails らしい短期間のプロジェクトで立ち上げる事が出来ました。リリース直後に 東日本大震災 が発生し、やや出鼻をくじかれてしまいましたが長く続くサービスになって欲しいと思います。

Ruby on Railsの教育

EY-Officeのビジネスとして、昨年の一番の出来事は Ruby on Rails の教育を多数おこなえた事です。知り合いには「空前のRailsブーム」などと言っていましたが、一般的にはRuby on Railsのブームは2005,6年だったと思います、しかし、その時点ではエンジニアやマスメディアでのブームで会社の上層部に届いたのは極一部の企業だけだったと思います。

しかし、昨年EY-Officeの教育を依頼された会社は、全てトップダウンRuby on Railsを導入している会社でした。やはり、技術革新が会社の上層部まで届くのには時間が掛かるということと、ネットでサービスを提供する会社の上層部の方も、技術の重要性や、早く新しいサービスを提供出来ないと生きていけない事に気がつかれたのだと思います。

RealCoach の開発

年末になって、以前ほんの僅かですが、お仕事をした方から声を掛けて頂き、RealCoachというスマフォ+ビデオを使った 動画レッスン指導サービス「リアルコーチ」 に関わる事になりました。ここでもサーバー側は Ruby on Railsで開発しています。

現時点で、Ruby on Railsで開発するのには、1つ大きな問題があります!
実は Ruby on Railsが出来る開発者が圧倒的に不足しているのです !!


RealCoach の開発では、私以外の1人サーバー側の開発者がいます。この開発者の方は元々PHPの開発者でしたが、EY-Officeで教育し、開発をサポートする事でRailsアプリの開発を行っています。 今回のようにEY-Officeでは Ruby on Railsの教育 + OJT的なサポートでRuby on Rails を使ったプロジェクトを着実に立ち上げる事が出来ます。


また、このサービスの立ち上げを通じて感じた(学べてはいない)事としては、新規のサービスを立ち上げるのはサービスのソフトウェアを作るだけではありません。
サービスの収益モデルの検討、市場の調査、プレスリリースやいろいろな広報、サービースを伝える為の資料やビデオを等の作成、サービスの規約の作成、展示会への出展・・・ などなど色々な事が必要になります、これらを的確に効率良く進めていく北川社長の仕事でした。
外資系コンサル会社で働いていたというキャリアもあるとは思いますが、とても関心させらました。もちろん、そのベースにあるのは素晴らしいサービスを実現させたいという情熱だということも。



後編へと続く・・・