大分でのRuby on Railsセミナー
先々週 9/8〜9/12日に大分県産業創造機構人材育成センターと大分県情報サービス産業協会共催の「ITスペシャリスト・レベルアップ研修」で Ruby on Railsのセミナーを行ってきました。
大分国体のマスコットキャラ めじろん
大分県庁の方の服や、街中で見かけました。
今回の研修はテキストを始め 100% EY-Officeオリジナルのプログラムで行ったので準備も大変で多少の不備まありましたが、私の思っている教育が行えたと信じています。
帰ってきたら、アジアリーグのシステム改造で1週間以上たってしまいましたが、KPTを。
Keep
- オリジナルのテキストを作ったのは良かった。
- Ruby on Rails はバージョンアップが早く、市販のテキストのように現在のバージョンと内容があわない事は防げる。
- 今後のバージョンアップにも迅速に追従できる。
- Ruby言語の部分は、一度に全てを説明するのでは無く、(1)基本的な内容、(2)高度な内容、(3)オブジェクト指向と分、間に実習を設けたので詰め込み的なテキストでは無くなったと思う。
- さらに、Rubyの黒魔術的な部分は、Rails教育の後半に登場するようにし Railsでの実例を通じ、Ruby言語の面白さを知ってもらえるようにした。
- テキスト作りでは、FSWikiのPDF機能を改造して使ったが、印刷されたものを見てもなかなかのレベルでした(自画自賛^^)
- 今回は出来なかった改造を行い、より完成度の高いマニュアル作成ツールにしたい。
- 受講者の個人レベルに応じた指導が出来た
- 今回のRuby on Rails研修は中堅者向けだったが、そのレベルに達してない受講者の方もいました。また受講者も色々な会社から来ており知識・経験もバラバラでしたが、3日目くらには個人個人のレベルを把握し個別の指導が出来たと思う。
- 個別の指導が出来たのは、ある会社の新人教育のサブ講師をした経験がかなり役にたった。
- 初心者向けに、昔作った入門コンテンツを使って説明できた。
- 指導をしていて日々プログラマーとしての進展が見られる受講者がいて嬉しかった。
- タイマーが役に立った。
- 実習中は個別指導をしているので、ついつい時間を忘れてしまうが、タイマーが音を出してくれるので助かった。
- 1日目の夜に懇親会が行えた
- 大分のOSS界で活躍されている江原さんのお陰で1日目の夜に懇親会を開いて頂き、受講者との距離が縮まった気がします。
Problem
- will_paginate が受講者の環境で動作しなかった
- テキスト作りに精一杯で、講義用スライドの準備が前日になってしまった
- 時間の都合で十分な出来でない部分もあった
- スライド作り等で、寝不足になり当日の気力が今一つだった時間があった
- 内容が多すぎた部分もあった
- 知識の詰め込みに成らないように、注意したつもりであったが2日目のRuby実践編はやや詰め込み過ぎだったかもしれない
- 脆弱性(セキュリーティーホール)のデモソフトが不完全であった
- 以前作ったこともあるので、大分で作ろうと思っていたが十分な時間が無くCSRFのデモが出来なかった
- テキストの誤植がいくつかあった
- 最後の実習は時間不足でやや不完全な状態で時間切れになってしまった
Try
- 受講者はWindowsを使うので、やはり確認用にWindows(VMWare等)をMacに入れる
- テキストの誤植を直す
- 脆弱性のデモソフトを完成させる
- 受講者の理解に対し、内容が多すぎると感じた場合は適宜はしょる。
- 絶対に外せない部分と、はしょっても良い部分を分ける。
- 最後の実習が楽しく出来るように時間配分を考える。
- 以前、書くことより、読むことを教えるべきではに書いたように、コードを読んでもらう事は重要だと考え今回は、Rubyのコード片、Rubyの添付ライブラリー、Railsで作られた enki というブログソフトのコードを読んでもらいました。しかし、これがどれほどの効果があったのかは現時点では判りません。しかし、引き続き続けて行きたいと思います。
- 今回行ったEnkiのコードリーディングを Rails勉強会@東京でもやってみる
- 回答例のページを作る ・・・・ 受講者のみなさま、すみません遅れてます m(__)m
おまけ
大分名物 「とり天」は美味しかったです ^^)
鳥の唐揚げの天ぷら版ですが、大分ではたいへんポピュラーなおかずだそうで、研修を行ったビルのそばの評判のお店で美味しい「とり天」を食べるとことが出来ました !!