今年のふりかえり

今年も残すところ後わずかになりましたので、今年をふりかえりってみました。

iPhoneアプリ開発

今年は、私に取ってはiPhoneの一年になりました。iPhoneアプリ開発とiPhonアプリ開発者教育の両面で。

開発では、昨年末から始めた初めてのiPhoneアプリ Tweetなう をリリースし、ソースを GitHub に公開できました。


そして、開発を受託した 『らくがきモンスター』『あかずきん』 がリリースできました。


iPhoneアプリ開発教育

教育では、無料のiPhone開発の紹介セミナーを何度も実施、複数の会社で実際の開発者教育を実施させて頂きました。
受講頂いたお客様から以下のようなアプリがリリースされ、教えた側としてもたいへん嬉しく思いました。

左から 「リクトモ」「ガチャツイ」「検定パラダイス」

ほとんどのお客様が、iPhone開発で使われる Objective-C言語の基本となるC言語での開発経験がなく、Objective-C言語の習得を含む3日コースを受講して頂きましたが、個別で開発予定アプリに必要な技術の追加や OJTを実施し、無事にアプリのリリースまで持っていけました。

iPhone教育では、EY-Officeが目指している、お客様開発の経験や、状況に応じた柔軟な教育やOJTを実戦でき、教える側も大変な事が多かったですが、自分の目指している教育が出来たという充実感と、それがお客様で役に立った事を誇りに思いました。
このへんは、詳しくは 教育+OJT の効果最近おこなった教育から をご覧下さい。

iPhoneその他

iPhone開発を始め、やはり優秀な開発者の方から学びたいと思い、iPhone開発関連のコミュニティ 横浜iPhone勉強会西東京iPhoneDev勉強会 に参加するようになり、素晴らしいアプリを開発している開発者やデザイナーの方と知り合えました。コミュニティ 主催者の方、ありがとうございます !!

中でも、現在あるお仕事を一緒にやらせて頂いてる方々からは、たくさんの事を学べました。特にデザイナーの方からはiPhoneアプリを作る事の哲学(ちょっと大げさかもしてませんが)を学べたのが、iPhoneアプリ開発者としては、今年の最大の収穫だったと思います。


また、iPhoneアプリ開発に関連しては、iPhoneアプリRuby on Railsサーバーを簡単に接続できる Objective Resource や マルチスレッドプログラミングを容易に行える GCD のBlogエントリーや記事を書いたり、発表などを行えました。しかし現在Objective Resourceの方はプロジェクトが上手く行ってないようで残念です。


Ruby / Ruby on Rails

昨年から開発していた、ネットショップ ボロライディングショップ がオープンしました。

既に 9ヶ月間も大きなトラブルもなく運用され、ボロライディングショップ経営者の方もたいへん満足されています。
これには Ruby on Railsの生産性の高さに基づくプロトタイプ開発や RSpec,Cucumber 等のテストツールによる信頼性の担保が大きいと思います。 詳しくは ここを 読んで下さい。

そして、あまり儲かってない EY-Officeとしては 清水の舞台から飛び降りる思いで 日本Ruby会議2010 の企業スポンサーになりました、なんとも感慨深い。
http://rubykaigi.org/2010/badge/sponsor.png

Lisp

Objective-Cで書かれたNuというLisp記事 を書いたり、Shibuya.lispでは何度かLTをしたりと、私の心の故郷である Lisp の事は今年も忘れずに関わってきました。
また、以前から思っていた、教育で使うテキストを作成するシステムGauche で完成できたのは、私にとっては大きな進歩でした。

まとめ

振り返ってみると、今年は以前から目指していた 教育 の仕事がたくさんできた年で、私としてはたいへんに充実した一年でした。さらに年末に 古巣である Shibuya.pm で偶然にも教育という お仕事 という発表が出来た事も今年を現しているのだなと思いました。

ただし、財政的には今一つなままですが、今年一年をかけて新しい仕事上の知り合いが増えたのは明るい材料かと思います。